国家資格難易度と資格の種類

国家資格難易度を考える事は勿論重要なのですが、それ以前に、まず資格の種類をきちんと認識しておく必要性があります。
当然、国家資格難易度というのは、あくまでも国家資格、国の認可した免許証をもらうための試験の合格率の目安です。
しかし、私たちが国家資格だと思い込んでいるものの中には、実は実は国家資格どころか、公的資格にもみたないものも少なくありません。
でも、実際には国家資格難易度中級レベルの免許より、ずっと難関だったり、効力や実用性に優れていたりするものも沢山あるのです。
勿論その逆に、公的資格レベルに見える国家資格もいくつかあります。
車の運転免許などはその代表格で、国家資格難易度なんて、殆どの人が考えないのではないでしょうか。
されど、車の運転免許は、弁護士や医師が持っているのと全く同類の立派な国家資格なのであります。
一方、かの有名な英検や秘書検定、漢字検定、日商簿記、それにホームヘルパーの資格などは全て公的資格。
ものや等級によっては、国家資格難易度の中級レベルを有に超える物があっても、国が認定してくれた免許証ではないのです。

国家資格難易度はあくまでも国家資格に該当する資格のみに対するレベル区分です。
なので、国家資格難易度の高い資格というのは業務独占資格を与えられているものも少なくありません。
ようするに、お医者さんや弁護士さん、それに美容師さんや利用しさんなど、その免許がないとその仕事が出来ないというものですね。
そしてそして、やはりそうした業務独占資格の与えられる資格については、平均的に国家資格難易度は高いと言えるでしょう。
ただし、教員資格のように、ある一定の条件を満たせば、比較的容易に取得出来るものもまた少なくないのが現状。
そういう試験に対する国家資格難易度としてはそれほど高くない資格取得に狙いを定めるのも一つの就活策と言えるかも知れませんね。
因みに、民間資格は例え国家資格難易度の上級レベルに値するだけの難関を有していても、あくまでも民間資格であって、法律上何の効力も持たないものが大半です。
かの有名な英語検定TOEICや医療事務系、あるいは医療秘書系の資格はその殆どが民間資格。
国家資格難易度で測ると、有に中級レベルの能力を要する事にはなるだろうとは思いますが、公的資格よりさらに効力自体は弱くなってしまうんですね。

国家資格難易度のお話と言えば、面白いのが看護師資格の仕組み。
勿論、看護師さんは国家資格で、その国家資格難易度もかなりのハイレベルです。
が、しか~し、全ての看護師資格が国家資格という訳ではなく、国家資格として認められるのは正看護師のみ、准看護師は残念ながら公的資格です。
こうした免許については、国家資格難易度がどうのこうのというより、先に指定の民間資格や公的資格を取得しないと、国試の受験資格が得られない場合もあるんですね。
また、調理師免許は国家資格ですが、フグを調理するには、公的資格であるフグ調理師の免許がなければ調理出来ません。
このような事からも、国家資格難易度を考えると同時に、資格の種類を把握する事も大事で、その辺りを関連のブログやサイトで調べる必要性があるんですね。