生姜の持つ不思議な力

生姜は不要なものを取り除き体内の様々な機能がスムーズにバランスよく働くようにすることによって、下痢や便秘の解消にも効果があると言われています。生のショウガは解熱作用によって身体を冷やすおそれがありますが、100℃以下でしっかり加熱または蒸したショウガには身体を芯(胃腸部分)から温める、いわゆる温熱効果があることや、体脂肪を分解して筋肉で消費されやすくする働き、それに最近明らかになってきたこととして、認知症(アルツハイマー病)などの神経変性疾患を防ぐ機能などがあると言われています。

生のショウガに多く含まれるジンゲロールという成分には、殺菌効果、解熱効果、咳止め効果、吐き気止め効果、健胃効果などが見受けられます。しかし、ジンゲロールには末梢血管を拡張する作用と発汗作用があるため、気温が体温よりもかなり低い冬場に生のショウガを食べると、一時的に末梢血管が拡張し、一時的には身体が温まった感じになるはずですが、その後次第に体熱が奪われ、結果的に身体を冷やしてしまう危惧があります。そこで、生のショウガを100℃以下の温度で加熱したり、蒸したりして、生のショウガに含まれる水分のほか、ジンゲロールから水分子が外れて徐々に、より辛みの強いショウガオールという成分に変えることが可能になります。このショウガオールは、心臓からの血液の拍出量を増やすとともに、腹部の血行を高めるため、身体を芯から温かくします。

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